―回想:兄弟子と呼んで―おやん。俺は応援してるつもりなんだけどねェ。なーんで、俺が呼びかけると、おまえさんは一撃を喰らっちまうんだろう。[カレルの苦情>>636には、毎度白々しく応じたものだ。言葉に詰まる兄弟子の姿を前にして、一層楽しげに肩を揺すって笑う。照れて赤くなった頬は、親切に指摘しないであげた。代わりに、師匠ディークと目を交わして眼差しの中に笑みを投げ合う]