― デ・モール火山麓 ―
[クレメンスと様々なことを話ながら進む。>>633
巫女姫について詳しくないなら、彼女を支えている側近についてなり、正規軍についてなり情報をもらえないかと。
情報の対価として提示した飛行船について、クレメンスは真っ先に「それは嵐に遭っても落ちないものか」と問うた。
つまりは、”結界”を越えられるかという質問だと解釈して、カナンは驚きを示す。]
貴殿はとんだ冒険家の血をお持ちですね。
残念ながら、今の技術ではまだ難しいとお答えしておきます。
我々はその手段での越境を試みて墜落したのですから。
[それに、費やせる時間や資材的に、あれと同じ大きさのものを作成するつもりもなかった。]