人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


斥候部隊長 ソマリ

[夜風が頬を撫ぜるのが心地よい。
化粧の匂いより、新緑を含んだ木々の香の方が断然好きだ。
煽られた金砂色の髪を、そっと片手で押さえる。

…と。広がった視界の向こうに、見知らぬ人影が在った。
いつの間にか、隣に来客が来ていたらしい]

おやん、…どうも。

[くつろいだ姿勢のまま軽い挨拶を反射的に返し…

此処社交パーティーでそれはいけなかったとはたり気づいて、
借りてきた猫のように慌てて居住まいを正す]

あ、…っと。
えーとお初に御目に掛かります。俺は――…

(661) 2013/06/16(Sun) 12:23:13

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