―回想:5年前初夏・帝国のとある社交パーティー―なんで俺が…。[卒業して、軍に配属されるまでの数ヶ月間。ファミル女伯爵の命で、ソマリは貴族の教養を叩き込まれていた。曰く、『どうせ嫌でも付き合うことになるのだから、相手のフィールドは覚えておいて損はない』…とのことだが、半分は、彼女流の嫌がらせではないかと思っている。あの女は、時々非常にタチが悪い。社交界で女狐>>0:812と称されているのは伊達ではなかった]