― 親征軍・道中 ―[彼女が騎士団の一員だとは知らなかった。巫女姫と騎士団は、当然そこまで接触が多くはない]そうですか、あの方が……。それは頼りになりそうですね。[口元に笑みを刷いて呟けば]『巫女姫様、フィオンをご存知なのですか?』[不思議そうに問いかける声。だからそれには、]――――、秘密です。[と応えておいた*]