[だが私に移れば、学生時代のような気楽さで]全く……。もしかしたらって、結構ひやひやしてたんだよな。でも、まあ、ホントよかったよ。お前はいるし。ジェフロイの野郎はいないし。[この場にいないもう一人の同級生の名を上げた。まだ帝国皇帝の不予の噂さえ、公国には聞こえてこない頃。気に喰わない同級生との別れに喜べるほど平和だった]