− ステファンの教室 − >>651[ステファンがカップに手を伸ばせば、冷めかけた紅茶に申し訳無さげな一瞥をくれるものの、次いでステファンが見せた手妻めいた技に見蕩れて、おお、と身を乗り出す。茶菓として出されたウエハースを一枚取ると、浮かんだ飴玉の上に重ねてみようと試みた。]