[もうひとつ上がってきた報告には、軽く口元を緩ませ。]
無理すんなってのもあんまり聞かない相手みたいだしなぁ。
あれだけ接近しても無傷っぽいって事は――そういう事だろ。
[操縦技術と度胸を評価し。]
なら、好きにやらせてやろうぜ。
[巡洋艦が2、水上機母艦が2。母艦搭載の複葉機はあわせて20前後だろう。母艦の護衛に幾分割いてるようなので、こちらの援護に回る数は多くない。
もしも複葉機に声を届ける事ができるなら、虹の邪魔をするなよと言う所なのだけども。
こちらの戦力を確認しつつ、シュテルンが、何かあれば母艦に戻るようにと言った言葉を覚えているといいんだがなぁと独り言。*]