[懐かしい名前だ。彼が公国に来たと知ってすぐ、会いに行ったことがある。けれど反応は素っ気無いものだった。交戦派と定めたる彼にとって、穏健派筆頭の一員のようであるディークは、今は遠い立場の存在だ。だからであろう。それから何度か連絡をしてみても、結局親密にはいたらなかった。…彼の立場、もあっただろうかと思う]