― 浮遊する群島 ―
[闘技場に一旦戻りかけたが先ほどの騒ぎの直後なので違う場所をいき、たどり着いた先には、大地が浮かんでいる。]
どういうつくりになっているのだろうな。
[摩訶不思議な光景だ。自国にはこんなものはない。
環境の差というのはここまで影響するものなのか。
いや、だから違うぞ。とばかりに馬が嘶く。]
再現できる技術を知りたいところだが、今はそれよりも休める場所がほしいな。…あちらなどどうだ?
[遠くから音が聞こえる。穏やかではない暴虐の音だ。
馬上から眺め、岩が密集する島を見つけシュテルンへと示し、しばらく岩陰に身を潜めることにするべく馬を進めた]