……シュテ! よかった、みつかった。 馬鹿、なんで飛び出すんだよ、危ないだろ。[見慣れた姿を木の下で見かけて駆け寄った。無事な姿にほっとして。そしてひっそりと心の奥で思ったのは、一人にしては駄目だと。シュテは護ってやらなきゃいけないと。彼はそんなに弱くないと知っていたけど、目を離すと危ないからと言い訳をして。その裏にあったのは一人置いていかれる事が怖かったから。]