[唇で微かに紡いだ何かは青年の耳にまで漏れるかはギリギリ] そうか、ではルディよ、君に問う。 スルジエの領主は昔から後ろ暗い噂にも事欠かない薄汚い蝙蝠でな。 君の想像は私が肯定しよう。 このまま君が手を拱いていては良い結果などは生まない。 …尤も、私とて北の民と、時に合い争う身なのだが。[然しより本格的に、南の山岳、古の民が暮らす土地を侵食しはじめたら>>631。領主の人柄や気質を鑑みても、面倒な事になるのは違いない]