[直ぐに引き下がる様子は申し訳なさを感じる程度に自然だった。
故に… 次の言葉も一見、特に違和感を感じられなかったが]
珍しい事もあるものだな。
今まで一度も、そんな事を言ってきた事は無かっただろうが。
[この、オズにしては珍しい言葉と、
今日の一連の出来事はまだ繋がらず。
彼の話術が巧みであったのだろう、先に王子の狩りへ同行を、
そう言われていれば恐らくは、予感を察知出来たかも知れないが]
経験があるのならば、構わんぞ。
そう、これが某社の最新型で――…
[軽く金属音を奏でつつ、新品の銃の銃身を彼へ自慢する。
頭に乗せられたタオルに礼を言うタイミングを失ったが
片手でわしゃわしゃと、乱雑に拭いたりして]