[見守る目の前で次々と攻撃は命中し、片目を貫かれた巨人は、苦悶の咆哮をあげる。やがてその巨体は霧に覆い尽くされ、その霧がすっかりと消えると、はじめからいなかったもののように巨体は消え失せた。その代わりに現れるのは一筋の赤い光] 終わった……ようですわね。[静かに微笑みながら傍らのジルに話しかける]