[掛けられる言葉は、上に立つ者の鷹揚さと配慮を含む響きで>>632]
…御寛大なお言葉、傷み入ります。
[今一度頭を垂れてから、ソファに腰掛け背筋を正す。
もてなしの紅茶と菓子には、有難う存じます、と先に礼を述べ]
ええ、少しではありますが、お陰様で。
[控えめに応じながら、自然な笑みを浮かべる]
早速ではございますが……、我が主より閣下への御信書を
お預かりしております。
こちらにございます、どうぞお目通し下さい。
[用件は予め聞いてはいるが、目で確かめた訳ではない。
先ずは書状だけを銀の王へと捧げる]