[ 王太子暗殺についても追及するディーク>>375 それに対するシロウ>>465のやり取りを見て、確たる証拠は見つからないまでも、疑念が当たっているのだろうと考えた。 ]
>>466
……情、ですか。
[ 入室後に他人に聞こえるような声で呟いたのはこれが初めてだった。 ]
あなたのような方でも、そうやって情のために負けてしまうのか。
[ それはこの場に相応しい発言だっただろうか。
室外から姿を見せたべリアンやディーク、トールがシロウを糾弾するのを黙して見守る。
しかし、彼が懐に手を入れたのを見た瞬間は両腕がぴくりと反応した。
シロウが差し出したタバコケースをそのままトールが自分に託そうとするのに、進み出て受け取ろうと。>>545 ]