[テーブルの下から聞こえた音>>597。初めはそれを鳴き声と認識せずに、視線を下に落とす。見上げる犬と目が合い、思わずじぃと見つめ返した。その後、掛けられた声>>599に顔を上げれば、] ……じゃあ、甘くないの。[相手が此方を避けているのは感じている。だからこそ、短い言葉で注文する。甘い物は苦手なのだ。食べられないわけではないが、甘すぎるものは避けたい。村長が嫌がらせ>>576を考えているのを知ったならば。珍しく顔色を変えて、丁重に断っただろう。]