―帝国前進拠点・准将への報告―
――…お呼びと伺い、参りました。
[>>526ダーフィト、と呼ぶリエヴルの声には、気安いものが混ざっていた。
それに少しばかりの笑みで応えると、求めに応じて状況を淡々と説明する。
わかっていること、わかっていないこと。
予見できること、できないこと。
可能な限り主観を排除し、見たままを率直に語った。
魔法弾を融通するとの話に、頭を下げる]
……魔法弾。
お気遣い感謝いたします。
では、後ほど手配をさせていただきたく。
[隠密偵察を主としているため、あまり必要ないと判断されているのか、弾の入手は容易ではなかった。
ちびちびと使っては来たが、もうそういった局面は越えているだろう]