― 戦いの終わり ― 指揮官が白兵戦に望むとろくなことにならない…… あれだけ口酸っぱく言われていたのに、双子ゆえか――[最後振り下ろした剣は、イレギュラーによってテオドールの首から大きく外れ、宙を斬る。 ソマリの太腿に剣が刺さっていた。 騎士団の若者――ベリアンのばら撒いた薬を服用し、そして今まさに地を這い屍兵になったものに刺されたのだ――]