[ジェフロイの機転のお陰で、自分たちも重火器も
然程濡れずに済んだだろう。
否、折角の雨具も長時間外に居た己には
余り意味が無いものとなってしまったかも知れず。
風が強く意思疎通を図るには困難と判断し
取り合えず適当に相槌を打っていた建て替えの件、
地下室へ到着してから思い出し。]
小屋な、丸々建て替えるのも良いのだが
扉まで石造りにすると、荷運びの際に面倒でな…
[己もまた、銃や狩りの話をしていると気が紛れるのだ。
ふと、共通点を感じて小さく、笑い]
……こうしていると、昔のように、まるで――
自分が勤め人のような気がしてしまうよ。
[錯覚でしかなかったけれど]