[馬上にて交差する、一振りの軍刀と六角棒>>614。
受け流すような形で六角棒が動き、シロウもまたそれに逆らわず軍刀を滑らせて地面へと着地した。
バランスを取るために右膝を地につけていたが、すぐさま立ち上がり馬を挟んでクレメンスと相対する>>615。
シロウもまたその場からは動かない。
軍刀を構え直す間に馬の蹄が地面を叩き]
はああああっ!!
[視界が開けた直後に振り下ろされた六角棒を、左上に軍刀を掲げる形で受けた。
そのまま軍刀を逸らせるようにして切先を下げ、自分の右へと六角棒を受け流す。
受け流しきる直前に軍刀を軽く押し上げるように跳ね上げ、その勢いのまま切先で円を描くように軍刀を宙で滑らせて。
相手の右脇腹側から薙ぐべく軍刀を振るった//]