マーロウたちも、ちゃんと水分を取れよ。いきなり引っ繰り返るのは、あちらの図体のでかい男だけで沢山だからな。[クスリと笑って、休憩中の親友の方を指す。 酷い言い様だが、向ける視線は家族を見るような暖かげなものだ。] 給仕くらいなら手伝うから、少しゆっくりするといい。 [ひょいと彼らの手元を覗き込むと、保冷用のバッグの中にたくさんの石が詰まっている。 厨房で見た覚えがあるそれらに、ぱちくりと瞬きした。]