― 回想:兄弟子と呼ばれて ―[待つだけの時間に思考が彷徨う。 拠点で行き会ったソマリに背を向けたことが、 心の中で小さな棘となって刺さっていた。 兄弟子、とさんざん呼ばれた日々のことが、 脳裏に鮮やかに蘇る。 ソマリと一緒にディーク師匠の特訓を受けた後、 師匠と手合わせの流れになるのがいつものこと>>117]───っっ〜〜![兄弟子サマ、と呼ばれてつんのめりそうになるところへ ディークの的確な突っ込み、もとい攻撃を受ける。 それもまた良くあること。]