負傷兵 シモン

― 再会�A ―

［スペースKMDカフェを出て暫くブラブラしていると、誰かに声を掛けられた。>>564>>565
　こちらもまた、良く見知った顔であった。］

　――はい、そっすよ。

　もちろん。覚えてまよ、神父さん。
　いや、"知っている"って方が、正しいかも。
　なんか、自分が動かしてたって実感、
　あんまり無くて。

　へ〜っ！俺探偵って初めて見た！かっけーな〜。
　あ猫派なんすか？いいっすね。

［フランクに答えながら、不思議な感覚だなぁと感じる。
　さながら、飲み屋の顔なじみに改めて自己紹介している気分だ。］

　あ〜、アレね……　行きましたよ。
　アレやべぇっすね。
　てか、それよかニコラスが……

［そう続けて、先程繰り広げられた彼の武勇伝を聞かせてやるだろう。］

　――さっき別れたばっかなんで、
　まだその辺に居るんじゃないすか？

［来た方向を指差して言った*］