……いや、これは決定事項じゃないから。[学生時代、座学も実技ほどではないものの比較的こなしてはいたのだが、戦術について得手でないのは確かだった。そんな時、思い出してしまうのは彼の顔。戦術が得意だった彼が側にいてくれれば――。思っても詮無いことだった]