[ 踊るようなステップ。 絡み合う視線と、ちかりと火花が飛ぶほどに合わさる剣。 お互いの事だけを考え、お互いの呼吸だけを見つめる時間。 上達ぶりに敵ながら感嘆の思いを抱く。 3年前の時点でも、ソマリの剣術はほぼ完成に近かった。 取り逃がしたことが、それを更に高みへ押し上げてしまったというのか。 何故、こんな達人が、天才が、 いつも、 いつもいつもいつも、 ]