本当ね…。[>>622視線で示された先にいる、図書委員の二人を目に収め。班長はそちらの勝負の行く末が気になるらしく、ちらちらと視線を送っている。なかなか絵になる二人だ。その二人が、新幹線でちょっとしたアクシデントに遭った事をあたしは知らないでいた。]あ、ちょっと待ちなさい。女の子一人で夜道は駄目。あたしも一緒に行く。[財布を持って、行って来るという玲緒に、真面目な顔でそう声を掛ける。一応、数か月だけあたしの方が誕生日が先だ。断られたら食い下がる事は出来ないけれど。]