― 廊下 ―[ギィの個室の扉を、手の甲で数度叩く。暫く待つも、返事は無く] いない、か……[王子の暗殺のため、自らも狩の随伴になろうと。もしくはライフルさえ手に入れば――…長距離狙撃でのヘッドショット。いくら王子といえど、所詮は、人だ。ギィを探すため、イドを呼び寄せようと片手を挙げて]