人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


喪失者 シュテルン

― →魔王の城付近 ―

[馬を走らせ前を見ながら、背後に居る男の動きは、声と振動から伝わった。
感じた熱波は一瞬で離れ、乾いた音が骨檻を砕くのを知り、その腕の良さを改めて感じる。
軍馬の脚が止まらず駆ける事が出来たのは、無論背後の援護があったからこそだ。]

……助かった。

[礼のような、事実のような、微妙な言葉をぽつと落とし。
馬を走らせたどり着いた先、眼前には巨大な城が聳え立っていた。]

(623) 2014/08/21(Thu) 02:56:54

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