[依頼主と目される貴族は、証拠がないとばかりに追求を逃れ続けていた。それならば証拠を突きつけるのみと、実行犯の確保に向かった。男の所在を探し、突き止めた先は――――シュヴァルベ。その地の名を聞けば、リエヴルは幾分苦い表情を浮かべた後、] ………………俺が直接出向こう。[そう指示を出し、自らの身分を隠しながらも、調査へと赴いたものである。]