他にも勝負しようとしている人、いるみたいだね。[>>610目を丸くした亜梨沙に告げて、視線で聖前の方>>612を示す。近くにいた天倉は、顔を覚えていない人だから違うクラスの者だと玲緒は判断して、二人は仲がいいのだろうと頭の片隅で思う。友人ですらない関係である亜梨沙と己を思えば、それが少し羨ましくもあった。天倉の感情も知らずに] じゃあ、行ってくる。[そうして部屋へと戻り、鞄から財布を持てばそう声をかけた。着替えはお風呂を済ませてからでいいだろう、という事で未だに玲緒は制服のまま]