― 現在・士官学校跡地 ―
……ま、教官職を解雇されたら、あとは血腥い仕事しかできねぇような奴には言われたくねぇだろうけどな。
[タバコを咥えたまま、リエヴルの小さな呟き>>467を聞けば。
こぼれたのはそんな言葉と、自嘲の笑み。
帝国も公国も、教え子たちが居る。
彼らを殺したくないと思いながらも。
仕事が入れば、血に酔えば。きっと彼らさえも躊躇わずに殺すのだろうとも思う。
城砦について一仕事終えたら、馬の手入れをしてやろう。
そしてこの鬣を撫で回して癒されよう。
そんな事を考えながら、リエヴルに従い拠点へと馬を進めた]