謙遜なのか本心なのかまではまだわからねぇが、こんな場所までわざわざ足を運ぶってだけでも今のところは十分だ。
[首を振って控えめに違うという娘っこ>>525にいう。
あの光の束はなんであったかはわからないが、もし目の前の娘っ子のものであったとしても、気にすることはなかっただろう。
先ほどできたばかりの左胸の傷をじっとみる娘に、おびえがないのだな。などと妙な感心をしつつ]
こんぐらいどうってことない。こうして戦場にいれば必然とできちまう程度のもんだ。
[六角棒を肩に担ぎ、軽く肩を竦めて]
ま、必要なもの、なんらかの意味があるもんなんだろ。
ぁあ…それにしても
[緑の巨躯が倒れる。何者かがなしたのだろう。黒き太刀筋のみが軌跡となって残る。
そして反対側の赤の巨躯もまた潰える]