[胸から心臓をもがれると、こんな痛みだろうか。 今まで味わったことのない鈍い衝撃に襲われ、思わず左胸を押さえる。]〜〜ッ……[ソマリが長い時間をかけてよくよく考えた上で出した結論であり、前代の東寮長お墨付きでもあることなどまったく知る由もない。 頭が混乱して何も思考できないのに、ただただ勝手に涙だけがぼろぼろとこぼれていった。]