[その時間、ほんの僅か。
口元に軽く握った拳を遣り、未だ考えながらではあるが
思いついた端から出してみる事にした。]
多くは自分が相手を好いている、愛情を持っているから
というものだと思います。
しかし、どのような形であれ自分に利があるから大事にする、
といった考え方も時には見られました。
…後者はあまり考えたくありませんね。
[何故か同意を求めるかのような締めとなった。
さて、今話した内容から主の対応を当てはめようと頭の隅で
試みるのだが、出来ない。
何故自分を好いているのか、愛情を持っているのかという
疑問に当たってしまうのだ。]