[小猿の脅威から解放された護衛の私兵は、随分と心身共に傷を抱えた様子で>>591] 『…じ、自分は周囲の警戒と、待機班の連絡にいってくるであります…っ!』[と主にも見え見えの口実で、本来の任務を放り出して逃げてしまった] … … …情状酌量の余地はあり。だな。 今の奴に、今回の特別手当を支給してやれ。 だが減棒三月。[三白眼を大いに渇かせて、憐憫を含んだ瞳でそれを見送り、ささやかな裁きを降した]