[ そう言うと、周囲の先輩とカサンドラに一礼をしてその場を去った。気のせいかもしれないが、何人か知人の視線が気になる。――まぁ俺、今までカサンドラ教官に素っ気なかったからな。――てか耳のいい奴には聞かれたかもな、あれ。――まっいいか。自分のティーカップを置いていたテーブルに戻れば、ステファンあたりが迎えてくれたかもしれない。とりあえず勧めてもらったお茶を飲んだ。――心が落ち着く優しい味だった。* ]