[拙い――。思った瞬間には、馬体に掛けていた脚の力をふっと緩め、力を入れた左手の傷が深くなるのも構わずに、ぱっと馬から飛び降りて。馬体が遮蔽物になっている間に、ロングソードを左手に持ち替え右手で銃を抜き取ると。指を銃爪にかけ銃を1回転させ左側に駆けて、目の前が開けたところで、銃口をリエヴルの胸のあたりに合わせ、銃爪を引いた]