― 市街地の北で ―>>559 ジェフロイ…! 馬鹿ッ! 何指揮官がこんなところに来ているんだ…![普段の辛辣な口がつい開くのは、ある種の安心をしたからだろうか。 ハメたのは誰かを棚にあげての理不尽である][縄を持っていたカシムは兎に角、場所が悪かった。 撃たれて倒れる兵の血を浴び、呆然とする。 無理もない、フレデリカの部隊とはちがい、彼はほんのつい最近まで――前線に出てくることすらない新兵だったから。 >>1:0 叫び声を上げ、銃を手にかけた]