人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


闇の精霊 ルートヴィヒ

[言の葉を降り積もらせ、彼女は己の心を満たしてゆく。>>604
明けぬ夜すら照らす陽光如く、眩さを覚えて双眸を瞬き。
微かに乾いた喉が、枯渇を訴えて喉を上下させた。]

 幾度でも聞きたい、と無心を唱えてしまうのです。
 ―――呆れますか? 我が君。

[戯れを緩慢に紡ぎつつ、廊下を抜ければ、鍵の壊された扉を発見。
錆の浮く鋼製の堅牢を、事も無げに肩で押しやり、
抱いた妻を降ろすことすらせず脱出を叶えた。

扉を開く瞬間、曇った気配を滲ませる彼女の顔に、>>605
疑問の色合いを浮かべるが、出しかけた声が音になり損ねた。]

(612) 2014/08/21(Thu) 01:45:21

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby