[使用人が扉を開けた瞬間突風がふきあれたような見えざる圧が外へと漏れ出る]
ようこそ…ブライトン嬢…とお呼びすればよいかな。
[いつもの傲慢な口調は一時潜められ、歓待の態で立ち姿のまま仰々しい態度で来客を迎える。
別に男は敵意を発しているわけではない。
別に男は闘気を放っているわけではない。
別に男は殺意を向けているわけではない。
ただそこにあるだけで全てを従える威風を漂わせ、動作が空気を動かすだけで、見えざる闇を放つ銀の吸血鬼は使いのチャイルドをサファイアの瞳が見つめる]
道には迷られなかったか?っと、いかんな、立ち話を強いるのはレディに失礼。どうぞ。中へ
[深淵へと迎えるように部屋の中、来客用のソファーへと誘った]