届け物?……ロートヴィルガー夫人からか。分かった、時間を作ろう。[紡がれた名は面識もある相手。届け物と言われて浮かぶものは無く。しばし考える間は空いたが、時間を作る旨を伝えた。エーヴァルトの視線につられるように、シロウの視線も一度紅い小鳥へと向く。軽く瞳を細めた後、ふ、と短く息を吐きながら口許を緩めた*]