[もう一つの問いへの答えに、暫し考える目をした。
生きていけるかどうかのテスト、と定義した上での書状の内容。
コンラートの意図はどこにあるのか。思考はそこに帰着する。
まさか目の前の仔が文字通り赤子のレベルから始まったとは思いもつかず。]
───書状には、おまえを紹介するとある。
ならば、おまえの口から紹介してもらおうか。
[文机に視線を落とし、確かにディークから直接書状を受領した旨のコンラート宛の書状を認めながら、諮問の口調で問う。
それへの答えを中途まで聞いたところで、ふっと手を動かした。
ディークの胸へ投げつけたペン。
そこに、確かに殺気が乗る。]**