さぁあ。大人しくぅ待ってなさいぃ? ネズミ君…。
[最低でも10歩は本人から離れたくなるような
危険なオーラをびしばし振り撒きながら…
魔女は呪を唱え、見張りの塔の垣根を飛び越える。
足が上空を踏みしめ…落下し、]
全ては生命より。
我が周りに添う汝に命ず。
我を緩やかに受け止め、其のまま大地に導け。
[急下降していた魔女の身体は、魔術が発動するや否や
その速度を落とし、
…すとん。と見張りの塔の入り口に爪先を着けた。
塔を階段で降りる時間すらもどかしい―――…急げ。
相手に逃げられる前>>577に…やってやるわぁ、と*]