っ[どん。と伸びた手が喉へと掴みかかる。それに微かに息を詰める]>>452…… そうだ。あいつだ。[カレルだ、とそう認めながら、手を外そうとはせず、ぐい。と、レトの力をそこに留めるように掴みかかる手首を褐色の手が掴む。]…間違いない。[冗談だ。と、口は動かない。手を退ける事もない。胸倉を掴み上げる手の揮えに、軽口を乗せて紫色の瞳が緋色を見て、]