― 作戦会議終了後 シロウの話承前 ―
>>352
[ 部下達に監視命令・万が一の時に盾となれとの指示は与えてあった。
指示外での状況に置いては、己で判断するようにと常に命じてある。
交代要員であることをシロウに伝えれば、「誰が命令した?」と返ってくる。
ミヒャエルからの指示であることを伝えても、所属部署は違っても諜報の一席に座るシロウに対してその手配は何ら不自然なものではない筈だ。
しかし。
トールに耳打ちするシロウを目にして「誰を守るべきか」の指示を思い彼らは泡を食った。
その後、トールからの呼び出しを受けて彼の執務室へと向かう上官を見送りながら、情報部員たちは自らの判断に誤りがあったのか、不安に駆られて顔を見合わせあっていた。 * ]