[護衛が増えたことなど何も気づいていない子供たちに向けて、ジルはクッキーの入った包みを広げた。わあっ、と歓声をあげて無邪気な笑顔が集う]大丈夫。ちゃんと数はあるからね、…ほら。[陽だまりの中、子供たちに囲まれる平和なひととき。甘い匂いと、クッキーを齧る嬉しそうな表情。それらを一通り堪能して。ナネッテに用があるから…と、名残惜しそうな子供たちから離れた]