……こんな得物振るうの、あいつくらいしかいねぇよなぁ。[感傷を噛みつぶして巨剣を拾い上げ、肩に担いで橋のたもとへ引き返す。そうして、地面にざくりと剣を突き立てた。]… おれも、年取った、ってことかなぁ。[こうすれば帰ってくるような気がして。やっぱり感傷を捨てきれなかった自分に苦笑を零す。]