[ゲルトと別れ、孤児院の子供たちの元に戻ってしばし]……――、ん。[この場に似合わぬ気配が3つ程増えた>>269ことに気付く。何者かと誰何する必要は無かった。危害を加えんという殺気は発せられていないし、そも…こういう経験は、実はこれまでも何度かあった]ゲルト、か…。[国の重鎮たるジークムントの妻への対処であれば、その判断はおそらく正しい。こちらを気遣ってくれたのだろう。仏頂面に見えて、やることをやってくれるのがゲルトである]