[丸薬に残った魔術の香だけならば、こうも鮮やかに発見することは叶わなかっただろう。カレンの街全体に張り巡らせた“眸”が此処にある筈のない《シェットラントの》不自然な香の揺らぎ>>576に気づいたのが、灯台の方角に違和感を抱いたきっかけだった] …ん、ん。シェット君、なぁいすアシストぉ。[この場に居ない相手への礼を、宙に呟き、]